目指せミス0!印刷物入稿時に気をつけたい入稿方法8

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紙もののデザインは印刷しちゃったら最後です。ミスったらやり直しが利かないというのもグラフィックデザインでのあるある話なので、入稿の際は非常に気を使います。

そういう私も、せっかちなためたくさん失敗して迷惑をかけてきました。

そこで今回は、失敗しないために入稿の際デザイナーが気をつけて置きたい項目を8つにまとめました。

 

1:使用画像は1枚にまとめておく

まず最初に画像を複数使用している場合の話です。ご存知イラストレーターは同じファイルに配置している画像が無いとリンク切れで画像が表示されなくなってしまいます。

そこで、リンク切れを防止するために予め全ての画像を1枚にまとめておきましょう。

 

複数の画像を1枚にまとめるとは?

最初に「画像を1枚にまとめる」という単語を聞いた時全く理解できませんでした。どういうこと?と言う感じ。

具体的にどのようにして1枚にまとめるのか手順を記します。

 

①デザインのサイズに合わせて塗り無し線無しの枠を作る

デザインのサイズ98.5 mm×94 mm(塗り足し込みのサイズ)で原稿を作成したと仮定します。

長方形ツールを選択して、どこでも良いのでクリックすると

サイズを入力してOK

デザイン枠に合わせて配置します。

塗りなし線無しの枠は左側のツールバー下部にある色の選択でできます。

上が塗り下が線の色を選択できます。

赤の斜線が色がないと言う意味です。下の3つのボックスの右に色無しの選択ができます。

 

 

②塗り無し線無しの枠をcommand(ctrl)+cでコピー

 

③Photoshopを開いてcommand+Nで新規作成

Illustratorでコピーした枠と同じサイズで新規作成できます。

 

 

④カラーモードがCMYK、解像度が350になっていることを確認してOK

 

⑤Illustratorに戻って、塗り無し線無しの枠と一番背面に置いてある画像を選択command+cでコピー

デザインの一番背景の画像です。これを透明の枠ごとコピーします。

 

 

⑥Photoshopに戻りcommand+Vで貼付ける

貼り付けるとこんな感じになります。(背景の木目の画像はIllustratorでパスを切っています。パスを切って表示されていない部分も丸ごとコピペされます)

 

ちょうど良いサイズに拡大してEnter

 

 

⑦Illustratorに戻りコピペした背景画像を削除

⑧2番目に背面に置いてある画像から一番上の置いてある画像までを⑤〜⑦の手順でPhotoshopに貼付けていく

全部貼り付けるとこんな感じになります。

 

レイヤーはこんな感じ

 

 

⑨全てPhotoshopに張りつけが終わったらEPS保存

 

⑩Illustratorのデータ(全て画像が無しになっている状況)の背面に先ほどEPS保存したデータを貼付ける

トンボに合わせて配置します。背面に配置します。

 

以上です。画像を1枚にする意味をご理解頂けたでしょうか?

 

グラフィックデザインの入稿の際に最低限気をつけて欲しい点は、

  • CMYKになっているか
  • 解像度は350か

カラーモードにはすごーくおおまかに分けてRGBとCMYKがあります。めっちゃざっくり説明するとRGBとはウェブデザインなど画面上のデザインで使うカラーモード、CMYKは印刷する時に使うカラーモードです。

今回はグラフィックデザインの入稿方法をまとめているのでCMYKになっているか確認することは重要です。もしRGBのまま印刷にかけるとイメージしていた色と全然違う色で仕上がってくる可能性があります。

 

解像度とは数字が多いほど鮮明に印刷でき、数字が少ないほど荒くなるってやつです。

たとえば解像度72のまま画像を1枚にしてしまうと、ものすごくボヤーっとした荒い画像になってしまいます。そんな時は必ず解像度を確認してみましょう。

2:ロックを外し、隠しているデータが無いか確認する

せっかく入稿データを作っても、ロックがかかっていたりデータを非表示にしていた部分が作用せず結果的にミスしてしまう場合があります。

command+option+2でロック解除

command+option+3で表示

このショートカットキーを使って、ロックしているデータはないか、あるいは非表示になっているデータはないか再度確認しましょう。

 

3:デザイン部分以外に置いたいらないデータを削除する

制作時にデザイン枠外で色々作っては置きっぱなしになっているデータはありませんか?必要ないデータをそのままにしておくと、印刷の際エラーが起きミスの原因になってしまいますのでいらないデータは全て削除しましょう。

文字を何も打っていないテキストツールの残骸やペンツールを一回だけクリックしたデータは透明なので見つけにくいです。ですがよくあるので見つけましょう!

見つけ方は、

command+Aで全選択する方法

選択範囲は枠で囲まれるので、デザイン枠外にデータがあった時見つけやすいです。

レイヤーの色(この場合は緑)の点がでています

 

 

command+Yでアウトライン化

データをアウトライン化してくれます。こうすることで透明なデータもどこにあるか分かるのでやってみると良いです。command+Yで元の表示データに戻ります。

 

4:文字をアウトライン化する

文字化けを防ぐために必ず文字のアウトライン化をしましょう。

文字ツールのまま入稿してしまうと、印刷屋さんにこちらがもっているフォントが無い場合、別のフォントに置き換わってしまいます。なので文字をアウトライン化(図形と同じ扱いにする)することで文字化けを防げます。

command+Aで全選択後

 

command+shift+Oでアウトライン化できます

 

全てアウトライン化できているかチェックするためには、Illustratorのメニューバーにある書式からフォント検索を選びます。その時に白い枠内に何も表示されなかったら文字を全てアウトライン化できているという意味です。

 

逆に何かしら文字が書かれていた場合はどこかに文字データが隠れています。チェックすべきは

①レイヤーにロックがかかっていませんか?(その中に文字データが残ってるかも!)

②command+option+2でロック解除!(解除できてない文字データがあるかも!)

③デザイン枠外の見えないところに文字データが残っているかも!(command+Aでデータを探してみよう!)

 

5:全部選択してCMYK変換する

Photoshop上で画像データをまとめる時もCMYKで作成しましたが、Illustratorでのデータも念のためもう一度CMYKに変換しておきましょう。

手順はcommand+Aで全選択をし、メニューバーの編集→カラーを編集→CMYKに変換です。

時々スポイドで拾ってきた色がRGBだった!みたいなうっかりミスがあるので怠らず念のためやっておきましょう。

 

6:塗りたしが必要な場合四隅3ミリずつあるか確認する

紙のデザインの場合、紙のぎりぎりの部分まで色が乗っているデザインもありますよね。背景が紙の四隅目一杯広がっているデザインもよく見ると思います。

そういうデザインの場合、塗りたしが無いと仕上がりがへんてこりんになってしまいます。

必ず四隅に3ミリずつ(トンボに掛かるまで)塗りたしがあるかチェックしましょう。

 

7:全部選択してサイズが合っているか確認する

command+Aをしてサイズをチェックしてみましょう。メニューバーのウィンドウ→変形から幅と高さをチェックできます。

ミスを減らすためには決められたサイズにピシっと収まっていた方が防げます。高さを幅がとんちんかんなサイズになっていませんか?

画像などによって時々変な数字になってしまう事があるのですが、できればパスをきるなどしてサイズをきっちり合わせておいた方が良いでしょう。

 

8:スウォッチのカラーをなしにしておく

これもミスを防ぐ手段になります。

 

余談:薄い紙に印刷する場合混色を使用に注意が必要!

これはまあ入稿と言うか、データ作成時に気をつけておいた方が良い点です。

通常我々はC=シアン M=マゼンタ Y=イエロー K=ブラック の4色を混ぜることで色を作成しています。

ちなみにC=100% M=100% Y=100% K=100% で黒になります(リッチブラックという)

100+100+100+100=400%のインクを使うと色が乗りすぎで紙がよれよれになってしまったり、ボロくなってしまいます。新聞など薄い紙を使う媒体などでよく注意されます。

なので全部の色を足しても300は超えないように工夫して色を作るようにすると良いでしょう。

 

 

まとめ

以上が普段入稿時に気をつけていることのまとめです。

これでもまだ間違うのでどんだけやねんと自分に突っ込みを入れております。

ミスなしの完璧入稿データを作るべく、この記事が皆様のお役に立てたら嬉しいですね〜。

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